スマホの料金をややこしくしている買い方の一つが実質負担額だと思います。少し前に一括0円○○CBとか実質0円○○CBみたいな呪文みたいな売り方が問題になってたりしましたねぇ。
今回はそのことについて簡単に書いていきます。
そもそもスマホっていくらなの?
そこで現れた画期的な割引サービス
さて、高額なものを次々と売るためにどうしたかというと、キャリアは割引サービスを作りました。
例えば、ドコモなら月々サポート、auなら毎月割、ソフトバンクなら月月割といった感じで似たような名前ですが仕組みや内容は同じです。
この割引サービスのニクい所は毎月の利用料金からの割引になるとこですね。
上記で見てみた機種の割引はいくらになるのかというと
iphone8 64GBなら機種変更で割引が2,403円×24回付きます。
機種代が3,699円×24回払いでしたから、その差額の1,296円×24回(=総額 31,104円)が実質の機種代ってことになるわけです。人気ブランドAPPLEの最新機種で9万近いものが3万ちょいで買えてしまうわけです。すごいですねぇ。
なんでこんな割引してくれるの?儲かってるの?
先ほどこの割引のニクい所は利用料金からの割引になるとこと書きました。その理由を説明していきます。
結論から言うと、この割引は自社への囲い込みに一役買っています。
現在のドコモ利用料が6,000円だったとして、上記のiPhone8 64GBに機種変更したとします。
すると月々の支払いは
6,000-2,403(月々サポート)+3,699(機種代)=7,296円
と実質負担額の1,296円増えるわけです。24回払いなので2年間。
今はMNPといって電話番号そのままで他社に移ることができます。ライバル会社の利用者を減らせて自社の利用者を増やせるのでドコもMNPに力を入れますよね?実際、この割引サービスも機種変更とMNPの場合では割引率はMNPのほうが高いです。
今はドコモだけど、ソフトバンクにいったほうが月々安くなるのかぁ、番号も変わらないし、じゃあ変えようかなとなるわけです。量販店なんかで声かけられると。
そこでこの月々サポートが効いてきます。
機種は3,699円の24回払いで買っているのでドコモからソフトバンクに移っても24回払わないといけませんよね?
ところが月々サポートの割引はドコモの利用料からの割引なのでドコモを辞めてしまうとなくなってしまいます。ドコモを24ヶ月使っての実質負担3万ちょいだったのがいっぺんに負担額が増えてしまいます、機種変更してから早ければ早いほど。
ほら、ニクいでしょ~。
機種代を払い終えると・・・
毎月3,699円も機種代があって今月で機種代を払い終えるぞー来月からそれがなくなるから安くなるぞーやったー
と喜ぶのはまだ早い。確かに安くはなります。しかし、割引サービスも24回で終わるので実質負担分の1,296円安くなるだけです。
はい、この機種代もない、機種代に対する割引サービスもない、この時が他社に移りやすい時期のひとつになります。さらに言うと、解約金のかからないタイミング=更新月に変えるのがベストなタイミングになります。
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